手と沈黙

畳

tatami

床に降りることで、目線が人の高さになる。

物語

畳は家具ではない。部屋の呼吸だ。い草の匂い、縁の向き、膝の沈み。椅子の文化は、世界を机の高さで見る。畳の文化は、一度、地面まで降りる。降りた者同士は、同じ目線になる。それだけで、言葉が少し遅くなる。

なぜ、これが日本人を作るか

身体の位置は、倫理の位置でもある。日本人の座敷は、上下を作りつつ、同時に「共に低い」場を用意した。床に座る感覚が残っている限り、部屋はまだ人の尺度で測られる。

投稿の種

この話を、短く渡す

キャプションはそのまま貼れる。画像は写真と題を一枚に焼き付けます。

畳。

床に降りることで、目線が人の高さになる。
椅子は世界を机の高さで見る。

降りた者同士は、同じ目線になる。
それだけで、言葉が少し遅くなる。

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