見えないもの

八咫烏

yatagarasu

導くとは、叫ぶことではない。少し先を、静かに飛ぶことだ。

物語

熊野の山中で、道が消えた。神武の一行は、進む方向を見失っていた。そのとき、一羽の鳥が前を飛んだ。八咫烏。山を越え、森を抜け、大和へ。叫ばない。ただ、少し先にいる。迷っている人の視界の端を、静かに照らす。導きは、先頭で号令することだけではなかった。

なぜ、これが日本人を作るか

リーダーシップを声の大きさで測ると、静かな先達は見えない。八咫烏は、道を知っている者が、道を失った者の少し前を飛ぶ、という型だ。引っ張らず、置き去りにもしない。その距離が、人がついていける導きになる。

投稿の種

この話を、短く渡す

キャプションはそのまま貼れる。画像は写真と題を一枚に焼き付けます。

八咫烏。

導くとは、叫ぶことではない。
少し先を、静かに飛ぶことだ。

道が消えたとき、鳥はただ前を飛んだ。
引っ張らず、置き去りにもしない。

近くにあるもの